明和病院が人気の理由
病院の出しているホームページや、新聞広告で、つねに医師求人が出されている。特に、地方の総合病院などは慢性的に医師不足であり、時には病院内の掲示板に医師求人が出されていることもある。
一時は医師過剰と言われた時代もあり、医学部の定員を減らしたりしていたのに、数年前からは、地方の医師不足によって総合病院の診療科の閉鎖、さらには病院自体の閉鎖があとを絶たない。
このようなことが起こった原因のひとつは、小泉政権時代の規制緩和のひとつで、医学部の卒後研修の病院を自由に研修医が選べるようになったためだ。
それまでは制限があり、必ずしも希望の病院で研修が受けられるわけではなかったが、今は、研修医が自由に選べるようになったため、必然的に大規模な都市部の病院に人気が集中する。
どこの病院も、必死に大学へ医師求人を出しているが、やはり症例数の多さや、有名医師の有無、生活のしやすさ、病院の規模、設備などが都市部のほうが魅力的だからだ。
医師求人を出していても、医師確保が難しいため、高い給与だけでなく、医師住宅、赴任費用、家族に対するいろいろな補償など様々な条件をつけるのが当たり前になっている。
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地方自治体が病院と協力して医師求人を行っているところも多い。静岡県のある市では、産婦人科の医師が、立て続きに退職したため、産科を一時的に閉鎖することになった。
そこで、自治体から年収4000万という勤務医のなかでは破格な給与を提示した医師求人をだした。条件として、複数年の絶対勤務なのだか、その年数を達成すると、その市内で産科婦人科を開業する場合は、開業資金の補助もつくという。
そのような医師求人を提示しなければ、地方には医師が来ないという事態の厳しさは、やはり今の制度そのものに問題があるのではないかと思う。
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今の医学部生には酷かもしれないが、ある程度の縛りというか、せめて研修の2年ぐらいは地方での研修を義務付けるなどしないと、地方の病院は成り立たなくなるのではないだろうか。
地方病院での研修というのも、地方にしかない貴重な経験が出来ると考えて地方の医師求人の現状を変えていって欲しいと思う。